ロシアによるウクライナへの侵攻。世界中で一日でも早い解決を求める声が広がる中、様々な立場の方からのメッセージを紹介しています。千葉県柏市で27年間、朗読劇を通じて原爆体験を伝える活動を続けている方のメッセージです。

朗読劇で原爆体験を伝える柏・麦わらぼうしの会・演出 正木容子さん
「ニュースを見ている時間に登下校の子どもたちの声が聞こえるんです。ちょうど侵攻が始まった時期、2月の終わりというのは卒業シーズン、卒業の練習で子どもたちが歌を歌いながら帰るんですよ。それとか外でにぎやかに笑いながら『ねえねえねえ、何々ちゃん、おうち、今から行っていい？ 遊ぼうよ！』みたいな声が聞こえるんですよ。私は家の中でテレビを見ているんですよ、ニュースを。その中では、子どもたちが怯えてるんです。『爆撃の音が聞こえて眠れない、怖いよ』。すごく胸が締め付けられるほど悲しい思いがしています。子どもの笑顔を消す行為はしてはいけないよ、というところは伝えたいです。一番伝えたいと思うんです」