マリウポリの製鉄所 “戦闘映像”公開…重傷者と捕虜のロシア軍兵士の“交換交渉”続く
ロシア外務省は12日、隣国のフィンランドがNATO(=北大西洋条約機構)に加盟する意向を表明したことに、武力行使も辞さない構えをみせ、激しく反発しました。
ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所での戦闘だとして、治安組織「アゾフ連隊」が映像を公開しました。製鉄所にはおよそ600人の負傷者がいるとされ、ウクライナの副首相は、重傷の38人と捕虜のロシア軍兵士を交換する交渉が続いているとしています。
また、ウクライナの非常事態庁によりますと、北部のチェルニヒウでは12日、学校が攻撃を受けました。3人が死亡し、12人が負傷したということです。
一方、フィンランドがNATO加盟の意向を表明したことに対し、ロシア外務省は12日、「二国間関係に深刻なダメージを与える」などと激しく反発しました。「軍事的・技術的、その他のあらゆる措置をとる」と武力行使も辞さない構えです。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領「我々はウクライナの欧州への統合と防衛協力について話し合った」
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、フィンランドの大統領と電話会談して、フィンランドの発表を称賛したことを明らかにしています。