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TikTokでテイラーら“楽曲 NG”……ウラで何が? 「楽しさ半減」嘆く声 レーベル側「アーティストを守ろうとしていない」

2024年2月13日 9:44
TikTokでテイラーら“楽曲 NG”……ウラで何が? 「楽しさ半減」嘆く声 レーベル側「アーティストを守ろうとしていない」

テイラー・スウィフトさんらの楽曲が、動画共有アプリのTikTokで聴けない事態になっています。街で聞いても、TikTokでは音楽の存在は大きいと言えます。背景には利用料を巡る音楽会社との対立がありますが、今後はどうなるのでしょうか?

■ユニバーサル、契約を打ち切り

有働由美子キャスター
「アメリカ・ラスベガスで日本時間の12日、スーパーボウルの会場に現れたのは歌手のテイラー・スウィフトさんです。東京ドームでの4夜連続公演を終えたその足で駆けつけ、ボーイフレンドを応援する姿がニュースにもなりました」

「それほど今、動向が注目されるトップスターのテイラーさんの曲が、毎月10億人以上が利用する動画共有アプリのTikTokから消えました。2月1日から順次、聴けなくなっているということです。何が起きているのでしょうか?」

小野高弘・日本テレビ解説委員
「テイラーさんが所属するユニバーサルミュージックグループが、TikTokとの契約を打ち切りました。同じくユニバーサルに所属するアリアナ・グランデさんや、ビリー・アイリッシュさんといったアーティストの楽曲も削除されて聴けなくなっています」

「(TikTokユーザーが)動画を投稿しようと思っても、この方々の楽曲は使えないということになります」

■zeroの動画でも音楽が流れず

小野委員
「『news zero』のTikTok動画がありますが、再生しても音が消えて聴けません。もともとは佐藤梨那アナウンサーの声に合わせて、imaseさんの『Nagisa』が入っていましたが、下の欄には『この楽曲はご利用になれません』という表示があります」

有働キャスター
「音楽があるからついつい長時間見てしまうこともあるので、かなり影響があるのではないかと思いますが…」

小野委員
「12日、東京・渋谷で聞ききました。やはりTikTokに音楽は大事だと言います」

会社員(22)
「(TikTokで)気になった音楽があったらネットで調べる」

大学生(19)
「(TikTokで楽曲が)聴けなくなっちゃうと無音になっちゃって、楽しさが半減しちゃう」

■TikTok側はユニバーサルに反論

小野委員
「TikTokがきっかけでヒットが生まれることもあります。TikTok動画で曲が再生されると、曲の権利を持つユニバーサルに利用料が支払われます。その利用料を巡ってユニバーサルが怒りました」

「『アーティストへの正当な報酬が支払われていない』。つまり、支払い額が少ないということです。そして、『TikTokは生成AIが曲を作ることを容認して、アーティストを守ろうとしていない』とも主張しています」

「TikTok側も『ユニバーサルはアーティストの利益より自分たちの欲望を優先している』と反論しています」

■今後どうなる…再び契約することも?

小野委員
「今後どうなっていくのか。芸能関係の法律に詳しい松岡諒弁護士は『TikTokで聴けないと、まだ売れていない新人アーティストのチャンスは減ってしまうかもしれない』と指摘しています」

「その上で『ただユニバーサルが主張するアーティストへの適切な報酬はとても大事で、世論の反応も踏まえて、TikTokからの報酬額が上がれば、再び両者が契約することもあるかもしれない』とみています」

有働キャスター
「気軽に楽しめる利便性を私たちは享受しています。一方で、生み出す側が守られなければ、結果、良質な作品を楽しむことはできなくなるということを考えると、私たちユーザーのあり方や考え方も問われているのかもしれません」

(2月12日『news zero』より)