ハワイ・マウイ島の山火事で、地元当局は29日、壊滅的な被害を受けた地区で続けられていた捜索が終了したと発表しました。

壊滅的な被害を受けたマウイ島・ラハイナでは、住民らの立ち入りを制限して行方不明者の捜索を行ってきましたが、地元当局は29日、捜索が終了したと明らかにしました。現場に残るガスボンベなどの危険物を撤去したエリアから立ち入りを認めるとしています。

マウイ島の山火事ではこれまでに115人の死亡が確認されています。地元当局は先週、行方不明者として氏名が確認された388人を公表し、このうち本人や親族など200人ほどから連絡があったとしています。

しかし、依然多くの人と連絡がとれず、山火事が発生した当時、海に飛び込んで避難していた人もいることから、海上での捜索は今後も続けるということです。