WTA＝女子テニス協会は、中国の女子テニス選手が、元副首相からの性的関係の強要を告白後、連絡が取れなくなったとされる問題を受け、停止していた中国での大会の開催を再開すると発表しました。

テニス四大大会での優勝経験もある彭帥さんをめぐっては、元副首相から性的関係を強要されたと告白後、連絡が取れなくなったとされていました。

WTAは、これを問題視し、2021年から、中国での大会の開催を全面的に中止していましたが、ことし9月から再開すると発表しました。

理由について、「状況は変わる兆しを見せていないが、犠牲を払うのは選手と大会だ」と説明しています。

また、彭帥さんについては、「本人に近い人と連絡を取り、北京で家族と安全に暮らしていることを確認している」としています。

中国メディアは、WTAがことし、北京や深センで8つの大会を開催する予定だと報じています。