NASA（＝アメリカ航空宇宙局）は11日、小惑星「ベンヌ」から持ち帰った石や砂に、炭素や水が含まれているという分析結果を発表しました。

NASAは無人探査機「オシリス・レックス」が小惑星「ベンヌ」から採取し、先月、地球に持ち帰った石や砂を11日、公開しました。初期分析の結果、炭素や水が含まれていることがわかったということです。

アメリカ航空宇宙局　ネルソン長官「炭素と水のモデル分子はまさに我々が見つけたかった種類の物質だ。それらは生命につながる可能性のある元素の起源を決定するのに役立つだろう」

ネルソン長官はこのように述べた上で、今回の分析が、生命の起源、惑星、太陽系についての調査に役立つだろうと期待を示しました。

NASAは12日に金属を多く含む小惑星への無人探査機を打ち上げる予定です。