ロシア“不法連れ去り”の子ども、ウクライナに帰還…保護者らと再会 “養子になる”との説明も
ロシアが侵攻を続けるウクライナで7日、ロシアに不法に連れ去られたとされる子どもたちがウクライナに帰還し、保護者らと再会しました。
ウクライナ北部。荷物を引きながら国境を越え、関係者に迎えられる子どもたち。次々と国境を越え、ウクライナ側に入ってきます。
ロイター通信によりますと、この子どもたちは、ロシアが占領した南部ヘルソン州や北東部ハルキウ州などから、キャンプへの参加を名目にロシア本国などに連れ去られていましたが、7日に31人がウクライナの人権団体による支援で帰還しました。
帰還した少年(15)「最初『1週間』と言われたが、1か月に延びて別のキャンプに連れて行かれた」
中には、ロシア側で養子になると説明された子もいるということです。
子どもたちはバスで首都キーウに移動。そこで待っていた保護者らと再会しました。
ウクライナ当局は、これまでに1万9500人近い子どもたちが連れ去られたと主張し、これに対してロシア側は「子どもたちの保護が目的だ」と反論しています。
支援団体は今後も子どもたちを帰還させる活動を続ける方針です。