財政破たんの危機にひんしているギリシャへの追加支援を巡る協議が難航する中、最大の支援国・ドイツのメルケル首相は２６日、２７日に開かれる会議が「決定的に重要だ」との認識を示した。

　「２７日のユーロ圏財務相会議は、決定的に重要なものになる」－ベルギー・ブリュッセルで行われたＥＵ（＝ヨーロッパ連合）首脳会議終了後に会見したメルケル首相は「時間は限られている」とも述べ、今週４回目となる２７日のユーロ圏財務相会議でギリシャとの合意に達したいとの決意を示した。

　また、ＥＵのトゥスク大統領も改めて首脳会議は行わず、２７日に合意を目指す方針で一致したことを明らかにした。

　こうした発言の背景には、週明けの株式市場への影響に対する配慮もあるものとみられる。