“神は偉大なり”と叫び犯行か 仏工場襲撃
フランス南東部で工場が襲われ、1人が殺害された事件で、容疑者が犯行当時「神は偉大なり」と叫んでいたとみられることが分かった。
検察によると、逮捕されたヤシン・サリ容疑者は日頃から工場に勤務先の運送会社の車で出入りしていて、事件当日も怪しまれることはなかったという。また、現場で発見された、殺害された男性の頭部のそばにはアラビア語で「信仰の宣言」という意味の言葉が書かれた旗が掲げられていた。AFP通信は捜査に近い当局筋の話として、犯行当時、サリ容疑者が「神は偉大なり」と叫んでいたと伝えている。
捜査当局は7年前までサリ容疑者をイスラム過激派としてマークしていた。地元メディアは同僚の話として、サリ容疑者が最近も過激派組織「イスラム国」について話していたと伝えていて、今後は思想や組織的な背景が焦点となる。