中国残留孤児ら 養父母の墓訪れ感謝伝える
戦後70年を迎える今年、戦争の混乱で肉親と離ればなれになり中国人家庭で育てられた中国残留孤児らが13日、黒竜江省にある養父母のお墓を訪れ、育ててくれたことへの感謝を伝えた。
13日に残留孤児らが訪れた黒竜江省の方正県は、戦後、中国東北部から日本に引き揚げる途中に多くの日本人が寒さや飢えで命を落とし、幼い子供たちが孤児になった場所。一行は、約20人の養父母の遺骨が埋葬されているお墓や、この地域で亡くなった日本人のお墓などに花を手向けた。
中国残留孤児・池田澄江さん(70)「(Q:どんな思いでお参りを?)“お母さん”安心してください。私たちは育ててくれた恩を忘れません。あなたたちに会いに来ました」
残留孤児らは14日に北京に向かい、中国政府の要人とも面会する予定。