コロラド州の川が赤茶色に 160キロ濁る
アメリカ・コロラド州で鉱山の排水が川に流出し、川が赤茶色に染まり、流域の町では川からの取水を中止するなど影響が出ている。
赤茶色に染まっているのはアメリカ・コロラド州を流れるアニマス川で、今月5日、環境保護局の職員が貯水場にためた鉱山の排水を誤って川に流出させ、汚染は下流まで広がった。
当初、流出量は約379万リットルと推定されていたが、9日、実際にはその3倍が流れ出ていたことが判明、NBCテレビによると、川は約160キロにわたって濁り、水中の鉛の成分が通常の3500倍に増えたという。
約2万3000人がアニマス川の水を利用しているデュランゴ市は非常事態宣言を発令し、この川からの取水を中止するなど住民への被害拡大が懸念される。