陸上 世界選手権でも28人ドーピング疑惑
国際陸上競技連盟は11日、2007年の世界選手権大阪大会などに出場した28人について、ドーピングが疑われる結果が出たと発表した。
国際陸連は今年4月から、2005年の世界選手権ヘルシンキ大会と2007年の大阪大会でドーピング検査のために採取した選手の尿のサンプルについて、最新の技術を使って再検査していた。その結果、出場した28人について「不適切な結果が出た」としてドーピングの疑いがあることを明らかにした。暫定的に資格停止とすると共に、メダルの剥奪を含めた処分を検討するとしている。28人の名前は明らかになっていないが、ほとんどが引退しており、今月22日に中国・北京で開幕する世界選手権に出場する選手は含まれていないという。
陸上のドーピング疑惑を巡ってはイギリスの新聞「サンデータイムズ」が今月2日、オリンピックなどのメダル146個についてドーピングの疑いがあると報じ、世界反ドーピング機構が調査を行っている。