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北朝鮮「南北関係を改善する意思がある」

2015年8月21日 0:26
北朝鮮「南北関係を改善する意思がある」

 北朝鮮は20日午後、高射砲と推定される砲弾を韓国に向け発射するとともに、南北軍事境界線近くで韓国軍が行っている宣伝放送を48時間以内に中止しなければ新たな軍事行動を始めると威嚇した。

 韓国の国防省によると、北朝鮮は20日午後4時前と4時過ぎ、2回にわたって高射砲などと推定される砲弾を韓国側に撃ち込んだ。北朝鮮の砲撃をうけ、韓国軍は155ミリ自走砲数十発を撃ち返した。

 韓国軍は、北朝鮮の地雷で兵士2人が重傷を負った事件への報復として北朝鮮の体制を非難する放送を11年ぶりに再開したが、北朝鮮はこれに強く反発。

 砲撃後、北朝鮮軍は「48時間以内に放送を中止し、拡声機を撤去しなければ、軍事行動を開始する」と韓国側に通知した。また、これとは別に、「南北関係を改善する意思がある」とのメッセージも送ってきたという。