世界遺産パルミラ遺跡“爆破直後”写真公開
シリア中部にある世界遺産「パルミラ遺跡」の神殿を爆破した過激派組織「イスラム国」は25日、爆破の直後とする画像をインターネット上で公開した。
「イスラム国」が公開した画像には、パルミラ遺跡にあるバールシャミン神殿に爆発物を運び込み柱に仕掛ける様子や、爆破した直後に大きな煙が上がる様子などが写っている。イギリスに拠点を置く人権監視団体などは、「イスラム国」が神殿を爆破したことを明らかにし、UNESCO(=国連教育科学文化機関)も厳しく非難する声明を出していた。
「イスラム国」はこれまでも、イスラム教の教えである偶像崇拝の禁止を極端に解釈し、世界遺産や文化財の破壊を繰り返している。