難民流入、一時的に入国審査導入へ ドイツ
ヨーロッパに殺到する難民や移民の最大の受け入れ国であるドイツが、一時的に入国審査を導入することを明らかにした。難民の流入を制限するのが目的だという。
オーストリアとの国境に近いミュンヘンにはこの2週間でシリアなどからの難民ら6万3000人が押し寄せている。ドイツのデメジエール内相は13日、難民が流入するオーストリアとの国境で一時的に入国審査を導入することを明らかにした。
ドイツやオーストリアなどは出入国審査を受けることなく自由に行き来ができる協定に加盟しているが、デメジエール内相は「今起きているドイツへの流入を制限することが目的だ」としている。
また、ドイツとオーストリアを結ぶ鉄道も13日から14日にかけての12時間にわたり運休となる。難民の受け入れをめぐってEU(欧州連合)は日本時間の14日夜、内相会議を開き、加盟国が分担して受け入れる案について協議する予定。