北朝鮮 寧辺の全ての核施設を再稼働と発表
北朝鮮は、長距離弾道ミサイル発射の可能性を示唆したのに続き、15日午後、全ての核施設を再稼働したと発表した。
北朝鮮の原子力研究院の院長は寧辺の核施設を再稼働させたことを明らかにした。核爆弾の原料となる濃縮ウランの工場も含まれている。
北朝鮮は核問題をめぐる「6か国協議」の合意に基づき、核施設を使えない状態にしたが、2013年、再稼働させると宣言。工事を行っている様子が衛星写真で確認されていた。院長は「各種の核兵器の質や量を絶えず高めている」と威嚇している。
北朝鮮は14日、10月10日の労働党創立70年に合わせ、長距離弾道ミサイルを発射する可能性を示唆している。危機感を高めて、対話に積極的ではないアメリカを協議に引きずり出すとともに、国内の結束力を高める狙いがあるものとみられる。