中東などからヨーロッパを目指す難民や移民のルートとなっているエーゲ海で２０日、難民ら４６人が乗ったゴムボートが転覆し、子どもを含む１３人が死亡した。

　ロイター通信によると、ゴムボートは難民ら４６人を乗せてトルコからギリシャへ向かっていたが、途中で貨物船と衝突し転覆したという。

　これまでに２０人が救助されたが、子ども６人を含む１３人の死亡が確認され、残る１３人の捜索が続いている。

　エーゲ海は、シリアなどからヨーロッパを目指す難民の主なルートとなっているが、船の転覆事故が相次いでいる。２日には３歳の男の子の遺体が見つかり、世界中で大きな反響を呼んだが、その後も海を渡る難民は後を絶たず、危険な状況は変わっていない。