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国連人権理事会 拉致被害者家族、協力訴え

2015年9月21日 23:57
国連人権理事会 拉致被害者家族、協力訴え

 スイスで開かれている国連の人権理事会で、日本時間の21日夜、北朝鮮の人権問題についての討論会が開かれ、日本人拉致被害者の家族が早期の救出を訴えた。

 討論会では、日本人拉致被害者の子どもとして初めて出席した田口八重子さんの長男・飯塚耕一郎さん(38)が、早期救出への協力を各国に呼びかけた。

 飯塚耕一郎さん「彼女(田口八重子さん)は、今でも北朝鮮で生きています。彼女は、今も北朝鮮で救出されることを待っています。帰りを待ち続ける家族も高齢化しています。拉致問題は、もはやこれ以上時間をかけていい問題ではないのです」

 これに対し北朝鮮は、「過去に戦争犯罪を犯した日本やアメリカなどに他の国を批判する資格はない」と反論した。

 日本時間の22日未明には、横田めぐみさんの弟・拓也さんが同時に行われているシンポジウムに出席し、早期救出を訴える予定。