共和党で初討論会 トランプ氏が持論を展開
来年のアメリカ大統領選挙に向けて、野党・共和党が6日、初めての討論会を開いた。支持率トップで不動産王として知られるドナルド・トランプ氏は、この日も持論を展開した。
トランプ氏「(メキシコから)多くの殺人事件、犯罪、資金や麻薬がこの国に流入している。私はすぐに壁をつくる必要があると言っているんだ」
また、民主党のクリントン前国務長官に献金した過去について聞かれると、こう切り返した。
トランプ氏「きょうここにいるほとんどの人にも寄付してますよ。多くの資金をね」
ルビオ氏「もらってませんよ」
ハッカビー氏「私なら喜んでもらうよ」
一方、本命の一人、元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏は兄のブッシュ前大統領が始めたイラク戦争に否定的な見解を示した。
ブッシュ氏「機密情報が間違っていたことなどがわかっており、イラク戦争は間違いだった。私なら始めなかった」
17人が出馬するという混戦模様の共和党だが、奔放な発言を繰り返すトランプ氏に翻弄(ほんろう)される事態が続いている。党内では、このままでは民主党に勝てないと危惧する声も高まっている。