トランプ氏「メキシコ国境に万里の長城を」
来年のアメリカ大統領選挙に共和党から出馬を表明し、差別発言などで物議を醸している不動産王、ドナルド・トランプ氏が、再び持論を展開した。
トランプ氏はこれまで、「メキシコ移民はアメリカに薬物や犯罪を持ち込み、レイプ犯もいる」と述べるなど差別的な発言を繰り返し、大統領になったら「国境に万里の長城を造る」と表明している。トランプ氏は23日、テキサス州のメキシコとの国境の町を訪れ、その持論を展開した。
トランプ氏「ここには絶対に、長城がなければならないんだ」
一連の発言には、共和党内からも批判が出ているが、候補者としての支持率は上昇している。トランプ氏は最新の世論調査で16人いる共和党候補のトップに立ったことに自信を深めており、過激な発言は収まりそうにない。
■各候補者の支持率(共和党)
ドナルド・トランプ氏24%
スコット・ウォーカー氏13%
ジェブ・ブッシュ氏12%
(ワシントンポスト・ABC調べ 16~19日)