タイ爆弾テロ 密入国取り締まりへの反発か
20人が死亡したタイの爆弾テロ事件について、警察は28日、中国の少数民族・ウイグル族の密入国取り締まりへの反発が犯行動機との見方を示した。
28日、会見した警察は、ウイグル族のタイへの密入国を手助けしていた犯行グループが政府の取り締まり強化に反発して、爆弾テロに及んだとの見方を示した。
爆弾テロをめぐっては逮捕された実行犯の男の潜伏先から、トルコの偽造パスポート数百冊が見つかっている。
また、事件は、タイ政府が今年5月、タイに逃れていた100人以上のウイグル族を中国に強制送還したことへの報復との見方も出ている。
警察は、犯行の詳しい動機を調べるとともに、依然逃走している15人の行方を追っている。