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「イスラム国」が世界遺産を破壊 シリア

2015年10月5日 11:39
「イスラム国」が世界遺産を破壊 シリア

 過激派組織「イスラム国」がシリア中部の世界遺産・パルミラ遺跡をさらに破壊したことが分かった。

 ロイター通信によると、「イスラム国」は4日までに、パルミラ遺跡にあり、2000年前に作られた有名な「凱旋(がいせん)門」を破壊したという。いつ破壊したのかなど詳しいことは分かっていない。これについて、シリアの当局者は「この破壊活動は不当なものだ」などと非難している。

 「イスラム国」は今年5月にパルミラを制圧して以来パルミラ遺跡のベル神殿などを次々と破壊していて、世界遺産へのさらなる被害が懸念される。