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共同受賞者「授賞式で会うの楽しみ」

2015年10月6日 7:15
共同受賞者「授賞式で会うの楽しみ」

 今年のノーベル生理学・医学賞に、北里大学の大村智特別栄誉教授と共に受賞が決まったアメリカ・ドリュー大学のウィリアム・キャンベル博士は5日、マサチューセッツ州の自宅でその喜びを語った。

 キャンベル博士「受賞の知らせを聞いたときは、驚いたと同時に興奮しました。(大村教授は)とても有能な科学者で幅広い分野に興味を持っています。私と同じく科学以外にも関心を持っています」

 キャンベル博士は大村教授とともに、主にアフリカで発生し、失明などの視覚障害を起こす河川盲目症の治療薬を開発。治療薬は広く配布され、画期的な効果と評価されている。キャンベル博士は「授賞式で大村教授と会うのを楽しみにしている」と話した。

 一方、キャンベル博士が研究をしていたニュージャージー州のドリュー大学の掲示板には、「友好」の文字とともに、大村教授の名前が書かれた色紙が張られていた。15年前、大村教授ら日本側の研究チームが共同研究をしていたキャンベル博士側に送ったものだという。

 キャンベル博士を知る研究者「(大村教授が発見した)微生物を使ってキャンベル博士が研究を進めた。2人はお互いを必要としていた」

 また、大学の学生からは、「この小さな学校からノーベル賞受賞者が出るとは」と驚きの声があがっていた。