一夜明け…大村教授「遅くまで眠れなくて」
寄生虫による病気の治療に貢献したとして、今年のノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった、北里大学の大村智特別栄誉教授が、一夜明けた6日朝、東京・世田谷区で改めて喜びを語った。
北里大学特別栄誉教授・大村智氏「(新聞を)きょう初めて見る。夕べ遅くまで眠れなくてぼやけて」「私でいいのかなと正直、微生物がやってくれていること、薬をつくったのは、私はただ見ているだけ。びっくりしましたよ、きのうは」
大村教授は微生物を使った研究で、アフリカなどで流行していた、寄生虫が引き起こす病気の予防薬や治療薬を開発した。
北里大学特別栄誉教授・大村智氏「(ノーベル賞を)いただけた一番の(理由は)若い頃一生懸命、なにか世の中に役立つことを見つけたいというのが、非常に強かったと思う」
大村教授は、北里大学に行き、祝福の電話に対応したりするという。