駐留米軍トップ“アフガン撤退見直し”提言
アフガニスタンに駐留するアメリカ軍の司令官が、来年末までとしていたアメリカ軍の撤退計画を見直すよう提言した。
アフガニスタンには現在、9800人のアメリカ兵が駐留しているが、オバマ政権は来年末までに大使館の警備にあたる要員などを除いて撤退させる計画。
これについて、アフガン駐留アメリカ軍トップのキャンベル司令官は6日、議会上院の公聴会で計画の見直しを提言したと証言した。過激派組織「イスラム国」の台頭で治安が悪化したことなどを挙げ、アフガン側への訓練などを続ける必要があるためとしている。
キャンベル司令官は具体的な内容については明らかにしていないが、ワシントンポスト紙は「2017年以降も最大7000人の駐留を続けることを含む5つの案が提出された」と報じている。