産経前ソウル支局長に懲役1年6か月求刑
韓国の朴槿恵大統領への名誉毀損(きそん)をめぐる裁判で、韓国の検察は19日、産経新聞の前ソウル支局長に対し、懲役1年6か月を求刑した。
産経新聞の加藤達也前ソウル支局長は、韓国紙を引用する形で、去年4月の旅客船沈没事故当日に朴大統領が男性と会っていたとのうわさがあると報じ、大統領の名誉を傷つけた罪に問われている。
19日の公判で検察側は、「加藤氏はうわさが虚偽だと知りながら大統領を中傷するために記事を書いた」と指摘し、懲役1年6か月を求刑した。一方、加藤氏は、「韓国の政治状況を解説する目的の記事で公益性があった」と述べ、無罪を主張した。
判決は、来月26日に言い渡される。