“皇帝”ベッケンバウアー氏も調査対象に
FIFA(=国際サッカー連盟)は21日、元ドイツ代表選手で「皇帝」と呼ばれたベッケンバウアー氏を倫理規定違反で調査していることを明らかにした。
先週、ドイツメディアがワールドカップの2006年大会の開催地選考をめぐり、ドイツの招致委員会が約13億円の裏金を作って複数の理事を買収していたと報じた。これを受け、FIFAの倫理委員会が調査に乗り出していたが、21日の発表で、倫理規定違反の疑いで調査している幹部の中に招致委員会のトップを務めていたベッケンバウアー氏が含まれていることを明らかにした。今後、処分するかどうかを決定するとしている。
一方、暫定的に90日間の職務停止処分中のブラッター会長とプラティニ副会長については、来年1月の処分終了までになんらかの対応を決定するとしている。