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韓国 3か月ぶりにMERS死者

2015年10月25日 19:33
韓国 3か月ぶりにMERS死者

 MERS(=中東呼吸器症候群)の感染が広がった韓国で25日、ウイルス感染後に陰性判定を受けた男性が死亡した。

 韓国の保健福祉省によると、死亡したのは66歳の男性。今年5月にMERSに感染し、その後、陰性判定を受けて隔離を解除されたが、後遺症の肺炎で治療を続けていた。MERS感染者が死亡したのは7月以来で、死者は37人となる。

 韓国政府は7月に事実上のMERS終息宣言をしたが、今月1日には、陰性の判定を受けて退院した患者から再びウイルスが検出され、現在も隔離されている。

 保健当局は、感染拡大の恐れはないと説明しているが、患者がゼロになってからとするWHO(=世界保健機関)の基準に基づく終息宣言は、まだ時間がかかるものとみられる。