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ドーピング摘発免れ 五輪メダリストも?

2015年11月10日 12:41
ドーピング摘発免れ 五輪メダリストも?

 WADA(=世界反ドーピング機構)がロシアの陸上界でドーピングが蔓延(まんえん)しているとの報告書を発表し、国際陸上競技連盟(=IAAF)の資格を停止すべきだと勧告したことについて、IOC(=国際オリンピック委員会)は9日、「非常にショッキングだ」とのコメントを発表した。

 IOCは、報告書について「非常にショッキングでスポーツ界にとって、とても悲しむべきものだ」とのコメントを発表、選手らによるドーピング違反が見つかった場合は厳しく対処する姿勢を示した。

 一方、フランスの捜査当局は、ドーピング問題に関連して、国際陸上競技連盟(=IAAF)の前の会長で現在、IOCの名誉委員を務めるディアク氏を捜査していることを明らかにした。

 フランス検察当局者「(ディアク氏側が受け取った)賄賂は1億3000万円以上だとわかった。この金はロシア陸連を通じて流れたようだ」

 ディアク氏についてイギリスメディアは、賄賂の見返りに、ロシア選手8人をドーピング違反の摘発から免れさせたと伝えている。この8人はその後、2012年のイギリス・ロンドンオリンピックに出場し、中には金、銀のメダリストも含まれているという。