露に「汚い爆弾」疑惑 国営テレビに映る
ロシアに、敵の領土に放射性物質をまき散らすいわゆる「汚い爆弾」の開発を進めている疑惑が浮上した。発端となったのは、国営テレビの映像だった。
プーチン大統領が出席し、ロシアで10日に開かれた防衛問題に関する会議の様子を伝えた国営テレビの映像には、極秘の軍事機密の資料が映されていた。
資料には「放射能汚染ゾーンを作り出し、敵国の領土に確実で受け入れがたい損害を与える」軍事システムだと記されており、いわゆる「汚い爆弾」であることがわかった。
インタファクス通信によると、ペスコフ大統領報道官は、資料が極秘データだったことを認めている。
ロシアのテレビは、プーチン政権の宣伝機関の役割を担っているが、国営テレビによって「汚い爆弾」の開発疑惑が暴露された形。