米爆撃機“人工島”近く飛行 中国側は警告
アメリカ軍の爆撃機が、中国が南シナ海に作っている人工島の近くを飛行し、中国側が警告を発していたことがわかった。
アメリカ国防総省によると今月8日、グアムを離陸した2機のB-52爆撃機が南沙諸島近くの国際空域を飛行した。中国が領空・領海だと主張している「人工島から12カイリ以内」には入らなかったものの、中国の管制施設から2回にわたり警告を受けたという。これに対しB-52は警告には応じずにそのまま飛行を続け、翌9日、グアムに戻った。
アメリカ軍は先月27日、人工島から12カイリ内の海域にイージス艦を航行させたが、付近の上空での爆撃機飛行を認めたのは初めてで、中国側を強くけん制した形。