指紋を照合…“首謀者”の死亡確認 パリ
仏・パリで起きた同時多発テロに関連し、18日にパリ北部のアパートで治安当局が突入作戦を行った際に現場で死亡した男の遺体について、仏検察当局は19日、事件の首謀者とみられるアバウッド容疑者だったと確認した。突入作戦が行われた現場から若林大介記者が伝える。
18日より規制が緩和され、アバウッド容疑者らが潜んでいたアパートの前まで来ることができた。19日も警察による鑑識活動が進められている。
先ほど、住民に話を聞いたのだが、アバウッド容疑者が死亡していたことを知ると、安心と驚きの声が上がっていた。
現場近くの住民「今は騒ぎがおさまって安心しました。まさかこの場所がこんなことになるなんて思わなかった」
検察によると、アバウッド容疑者の遺体は建物の中で見つかり、損傷が激しかったということだが、指紋を照合した結果、身元が判明したという。
首謀者とみられるアバウッド容疑者の死亡は確認されたが、まだ指名手配されている容疑者もいて、パリ市民の不安な日々はまだ続きそうだ。