パリ同時テロ “首謀者”の死亡を確認
フランスのパリで起きた同時多発テロで19日、フランスの検察当局は現場で死亡した遺体が事件の首謀者とみられているアバウッド容疑者だったと確認した。
フランスの治安当局は、パリ北部のアパートで18日に突入作戦を行い、2人が死亡、8人が身柄を拘束された。この作戦は事件の首謀者とされるアバウッド容疑者が潜伏しているという情報を得て行われたものだが、拘束された8人の中にアバウッド容疑者はおらず、当局は現場で死亡した男の身元の確認を急いでいた。
そして、検察当局は19日、遺体の指紋がアバウッド容疑者のものと一致し、アバウッド容疑者の死亡を確認したと発表した。
フランスの国営テレビは、犯行グループが新たに、パリのシャルル・ド・ゴール空港やビジネス街でのテロを計画していた可能性があるとの見方を伝えていた。