スー・チー氏と大統領、円滑政権交代で一致
ミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏がテイン・セイン大統領と先月の総選挙後、初めて会談し、政権交代をスムーズに進めることで一致した。
2日朝、首都ネピドーで行われた会談の冒頭、2人は笑顔で握手を交わした。スー・チー氏は自らが率いるNLD(=国民民主連盟)が選挙で圧勝したことを受け、国民に不安を与えないため平和裏に政権交代を行うよう求め、テイン・セイン大統領も賛同したという。
軍政の流れをくむ大統領がスー・チー氏に対して直接、政権交代を約束した形で、半世紀に及ぶ軍の支配から「スー・チー政権」への移行が確実になった。
さらにスー・チー氏は午後、軍トップの国軍司令官とも会談し、国家のために協力することで合意したという。