英国 シリアの「イスラム国」支配施設空爆
イギリス議会は2日、シリアでの過激派組織「イスラム国」に対する空爆を承認。イギリス軍はその数時間後にシリアに空爆を行った。
議会では10時間にわたる議論の末、空爆の範囲をイラクからシリアにまで広げることが承認された。
国防省によると、承認の数時間後、イギリスの戦闘機が地中海のキプロス島から出撃し、シリア東部で「イスラム国」が支配する油田の施設に空爆を行った。
イギリスでは、イラク戦争の反省から海外での武力行使には根強い慎重論があり、2年前にはアサド政権に対する軍事行動を議会が認めずに断念した経緯がある。
しかし、パリの同時多発テロ以降、世論も空爆支持に傾き、最大の同盟国・アメリカと再び足並みをそろえることになった。