容疑者の女 FBで「イスラム国」に忠誠か
アメリカ・カリフォルニア州で14人が死亡した銃乱射事件で、FBI(=アメリカ連邦捜査局)は「テロ事件」として捜査を始めたことを明らかにした。
FBIは4日、ファルーク容疑者夫婦の関係先から大量の爆弾が見つかったことや、当局が警戒対象にしている人物と連絡を取っていたことなどからテロ事件として捜査を開始したことを明らかにした。
またNBCテレビは、当局の話として、容疑者の女が事件直前、フェイスブックに過激派組織「イスラム国」の指導者に忠誠を誓う内容の書き込みをしていたと報じている。
しかしFBIは、今のところ容疑者が直接テロ組織に属していた兆候はないとしていて、動機を慎重に調べている。
ファルーク容疑者が以前通っていたモスクを取材した。事件はモスクを訪れた人にも衝撃を与えている。
容疑者を知る人たちは、「(ファルーク容疑者は)このモスクで結婚式をした。おとなしい男だった」「優しい男だった。イスラム教について知識も豊富だった。とてもショックだ」などと口々に話した。
このモスクでは4日、指導者が礼拝に集まった人たちに対して「『イスラム国』はテロ組織だ」と非難した。