犯行グループ、事件直前にパリ郊外に滞在か
フランス・パリの同時多発テロで、犯行グループが事件直前、パリ郊外のホテルなどに滞在していたとみられることがわかった。
フランスメディアによると、パリ郊外のホテルの2部屋が、テロ事件の前日から1週間、現在、国際手配されているサラ・アブデスラム容疑者の名義で予約されていた。
ホテルの利用者「(土曜日に)科学捜査班のような人が大勢、あちこちに来ていました」
また、別の場所では、実行犯とされる男がアパートの一室を事件の3日前から借りていたこともわかった。警察の家宅捜索で武器などは見つからなかったという。
一方、AFP通信は過激派組織「イスラム国」を名乗る組織が出していた犯行声明の音声について文章を読み上げる声が、フランス人過激派の男の声と一致したと伝えた。この男は過去にシリアに渡り、「イスラム国」に合流したという。
こうしたなか、オランド大統領は来週、アメリカのオバマ大統領、ロシアのプーチン大統領と相次いで会談する予定。アサド政権の存続について正反対の立場をとる2か国と共闘できるかどうかが焦点。