アメリカ・カリフォルニア州の銃乱射事件で、ＦＢＩ（＝アメリカ連邦捜査局）は「テロ事件」として捜査を開始したことを明らかにした。

　ＦＢＩは４日、容疑者夫婦の関係先から大量の爆弾が見つかったことや、当局が警戒対象にしている人物と連絡を取っていたことなどから、テロ事件として捜査を開始したことを明らかにした。また、容疑者夫婦が証拠隠滅のため捨てたとみられる携帯電話２台をゴミ箱から押収したことも明かした。

　こうした中、ＮＢＣテレビは当局の話として、容疑者の女が事件直前、フェイスブックに過激派組織「イスラム国」の指導者に忠誠を誓う内容の書き込みをしていたと報じた。

　一方、容疑者の男の親族は、「事件を起こす兆候は見られなかった」と語った。

　ファルーク容疑者の親族「（Ｑ：過激思想に傾倒していなかったのか）ファルーク容疑者はそういうことはなかった」

　ＦＢＩは、今のところ容疑者がテロ組織に属していたという兆候はないとしていて、犯行動機を慎重に調べている。