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“ノーベルウイーク”歓迎ムード高まる

2015年12月5日 19:12
“ノーベルウイーク”歓迎ムード高まる

 今月10日にノーベル賞の授賞式を控えた、この1週間は“ノーベルウイーク”と呼ばれ、現地スウェーデンでは歓迎ムードが高まっています。

 ストックホルムにある老舗洋服店では、「カジタ・タカアキ」と書かれた燕尾(えんび)服を見つけました。ノーベル物理学賞を受賞する東京大学の梶田隆章教授が着る予定の燕尾服だということです。

 洋服店の店長「梶田さんの背丈は、とてもあわせやすいサイズです。普通は中古ですが、受賞者には新しいものを用意します」

 受賞者のほとんどは、この店の燕尾服を選んでおり、梶田教授もレンタルする予定だということです。

 一方、大学院生のジョハンナ・キューニホルムさん(22)は授賞式の後に開かれる晩さん会を心待ちにしていました。彼女は受賞者を紹介するという大役を任されています。

 「受賞者の方をご紹介できることは大変光栄です」-スマートフォンを片手に練習していたのは日本語でした。日本人受賞者がスピーチをする場合、スウェーデン語と英語に加えて日本語でも紹介することになっています。

 キューニホルムさん「日本語を話すのが楽しみ。フレーズがとても美しいです」

 ノーベル賞一色に包まれつつあるストックホルム。梶田教授と、ノーベル生理学・医学賞を受賞する北里大学の大村智特別栄誉教授はノーベルウイークの間、忙しい毎日を過ごすことになりそうです。

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