日本人２人が選ばれた今年のノーベル賞の授賞式がスウェーデン・ストックホルムで今月１０日に行われるのを前に、現地では着々と準備が進められている。

　受賞者が滞在するストックホルムのホテルの目の前には、ノーベル賞のメダルが映し出された電子掲示板が設置され、受賞者へのメッセージが出るなど、１０日の授賞式に向けてノーベル賞ムードが高まりつつある。

　地元の人「おいしい食事とお酒を準備してテレビの前で授賞式を見るよ」

　過去の受賞者の功績などを紹介しているノーベル博物館にも今週に入り、多くの人が訪れているという。こちらでは、授賞内容に関する展示会が行われることになっており、スタッフは準備に追われていた。

　物理学賞に選ばれた東京大学の梶田隆章教授は４日、生理学・医学賞に選ばれた北里大学の大村智特別栄誉教授は５日にそれぞれ現地入りする予定。