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ストックホルムの道を歩けと…大村教授会見

2015年12月7日 1:58
ストックホルムの道を歩けと…大村教授会見

 ノーベル賞の授賞式が行われるスウェーデンのストックホルムで6日、北里大学の大村智特別栄誉教授と東京大学の梶田隆章教授が初めての公式イベントに臨んだ。

 大村さんと梶田さんは、過去の受賞者の功績などが紹介されているノーベル博物館を訪れ、館内にあるカフェの椅子にサインをした。

 2人は、研究にちなんだ記念品を博物館に寄贈。物理学賞の梶田さんは、受賞につながった研究施設「スーパーカミオカンデ」の装置の一部を贈った。

 梶田隆章教授「スーパーカミオカンデの実験の一番大切な部分をここに寄付したのは、みなさんにそれが伝わればいいなと思います」

 また、生理学・医学賞の大村さんは、会見で、あるエピソードを披露した。

 大村特別栄誉教授「先輩から『大村君、ストックホルムの道を歩け』と激励された。こちらを訪ねたときに、初めてストックホルムが見えた」

 2人は、10日の授賞式まで、晩さん会や記念講演など忙しい時間を過ごすことになる。