スペースX社のロケット 着陸失敗で炎上
アメリカの宇宙ベンチャー企業「スペースX」社が打ち上げたロケットが着陸に失敗し、炎上した。
今月17日にアメリカ・カリフォルニア州で打ち上げられたロケットは、探査機を軌道に投入する任務を終えて帰還した。太平洋上の施設に垂直に着陸を試み、成功かと思われた次の瞬間、着陸したロケットはゆっくりと傾いて転倒し、爆発・炎上した。着陸の際に、ロケットを支える4本の脚のうち1本がうまく作動しなかったために、ロケットが傾いて倒れたという。
スペースX社では、打ち上げたロケットを着陸させて回収し、再利用することで、打ち上げコストの削減を目指しており、先月には陸上への着陸に成功していた。
このロケットは1機70億円以上で、スペースX社側は「今年中に着陸の成功率7割を達成できれば」と話している。