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米国のビザ無し入国 テロ対策で条件厳格化

2016年1月22日 8:09

 アメリカはこれまで一部の国に対し、ビザ無しでの渡航を認めてきたが、21日からテロ対策として条件を厳しくする。日本人でも5年以内にシリアやイラクなどを訪れた場合は、ビザが必要となる。

 アメリカは、日本やヨーロッパなど38の国や地域に対して、観光や商業目的であれば、ビザ無しで90日間の滞在を認めている。

 しかし、21日から条件が厳格化され、テロ組織が勢力を広げるシリア、イラク、スーダンやイランを5年以内に訪問した人はビザ無しでの入国は認められないことになった。

 ただし、人道支援や報道機関で働く人、また欧米とイランとの核合意以降、ビジネス目的でイランを訪れた人などは除外される。

 アメリカでは、フランス・パリでの同時多発テロに続き、カリフォルニア州でも銃乱射事件が起きたことで、テロ対策の見直しが進んでいる。