パリ“優良”語学学校が突然の閉校へ
フランス・パリにある日本人にも人気の語学学校が突然、閉校する見通しになった。通っていた日本人は200人。授業料が返還されないことに波紋が広がっている。
閉校するのは、パリで3つの校舎を展開する語学学校。系列のビジネススクールで先月、受講の実態がない中国人を大勢登録していた疑いが発覚し、経営者が逮捕され、運営会社が倒産する見込みとなった。資産はほとんどなく、すでに支払った授業料も返せないという。
学校側は22日、生徒を集め状況を説明した。語学学校は去年、パリで数少ない優良校との評価を得ていて、日本人の駐在員家族や留学生など約200人も生徒として在籍しているという。
生徒「授業料1年分2850ユーロです。それが返ってこないです。みんな夢とか希望を持ってここに来て、こういう結果になったことはすごい腹立たしいです」
学校への在籍を前提にフランス滞在が許可されている人も多く、生徒らも学校側も日本大使館に協力を求めていく考え。