採用解禁前倒し「留学生心配ない」日商会頭
大学生対象の大企業の採用面接解禁が来年は、6月頃に前倒しされる見通しの中、日本商工会議所の三村明夫会頭は10日午後の会見で、留学生は帰国時期を心配する必要がないとの見解を示した。
経済界が、来年の採用面接の解禁を6月頃に早める方針の中、海外留学中の学生が就職活動に出遅れるのではないかなどの懸念の声があがっている。
これについて、日商の三村会頭は、今回の措置と留学生への対応は別で、「心配しないでほしい」と述べた。
日本商工会議所・三村明夫会頭「留学生については、どの会社も“グローバル人材”は優先的に採用したいと思っている。企業にとって一番大事なのは人材ですから」
三村会頭は、優秀な人材なら、時期に関係なく採用したいと思っていて、留学生は別枠で採用している大企業も多いことを説明した。