9月日銀短観“大企業製造業”3期ぶり悪化
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日本銀行が企業に対して行うアンケート「日銀短観」で、大企業・製造業の景気認識は3期ぶりに悪化した。
9月の日銀短観で、景気が「良い」と答えた割合から「悪い」と答えた割合を引いた指数は、大企業の製造業でプラス12となり、前回6月の調査から3ポイント悪化した。悪化は3期ぶり。中国などの景気減速で、輸出や生産が伸び悩んだ。
一方、大企業の非製造業はプラス25と前回から2ポイント改善した。外国人旅行客の増加によるインバウンド効果が要因。
景気の3か月後の見通しは、大企業の製造業、非製造業ともに悪化した。中国経済の低迷などが先行きの不透明感につながっている。