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NY株12ドル安 製造業関連の指標悪化で

2015年10月2日 7:55
NY株12ドル安 製造業関連の指標悪化で

 1日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、アメリカの製造業関連の経済指標が悪化したことなどを受け、ダウ平均株価は小幅に値を下げた。

 1日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前日比12ドル69セント値を下げ1万6272ドル01セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は6.92ポイント上がり4627.08だった。

 この日は、アメリカの9月の製造業の景況指数が前の月から大幅に悪化し、市場予想も下回ったため、景気減速への警戒から午前中は売りが先行した。また、労働省が発表した新規の失業保険の申請件数が前の週より大きく増加したことも売りにつながった。

 一方、2日に発表される雇用統計への期待などから、午後には値が下がった株を買い戻す動きも見られた。市場関係者は、「利上げの時期を左右する重要な雇用統計となり、新規の就業者数や失業率だけではなく賃金の上昇率も注目されている」と話している。