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米雇用統計 就業者数の増加が予想下回る

2015年10月3日 3:31
米雇用統計 就業者数の増加が予想下回る

 アメリカの9月の雇用統計が2日発表され、失業率は前の月と変わらず低い水準となったが、就業者数の伸びは鈍った。

 アメリカ労働省が発表した9月の失業率は前の月と変わらず5.1%で、リーマンショック前の2008年3月と同じ低い水準となった。

 一方、景気の動向を示す指数として市場が注目する「農業部門以外の就業者数」は前の月と比べ14万2000人の増加にとどまり、20万人程度としていた市場の予想を大きく下回った。

 雇用統計は、アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)が利上げに踏み切るかどうかを判断する重要な指標とされていて、今月末に開かれる会合では利上げに慎重な見方が強まりそうだ。