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改革・穏健派躍進も決着は決選投票 イラン

2016年3月1日 22:35

 イランで行われた議会選挙は開票が終了し、ロウハニ政権を支持する勢力が躍進したものの、規定の得票数に達せずに確定していない議席も多く、最終的な決着は、来月にも行われる決選投票に持ち越されることになった。

 イラン内務省によるとロウハニ政権を支持する改革・穏健派は首都のテヘラン選挙区で30議席すべてを独占するなど、躍進した。ロウハニ政権が経済制裁を解除した実績をイラン国民が評価した形。

 これに対し、これまで議会で過半数を占め、反欧米を掲げる保守強硬派は地方の選挙区で票を集めた。

 ただAP通信などによると、全290議席のうち50以上の議席については、いずれの候補も当選に必要な票数を得られなかったことから確定しなかった。

 改革・穏健派と保守強硬派の獲得議席が拮抗(きっこう)する中、最終的な決着は来月にも行われる決選投票に持ち越されることになった。