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韓国防相、北の大気圏再突入技術確保を否定

2016年3月18日 22:10
韓国防相、北の大気圏再突入技術確保を否定

 韓国の韓民求国防相は18日、北朝鮮が弾道ミサイルの大気圏への再突入技術を確保したと主張していることについて、これを否定する見解を示した。

 韓国・韓民求国防相「今回の実験で再突入の技術を確保したとは評価していない」

 18日午後、韓国のテレビ番組に出演した韓民求国防相は、「弾道ミサイルが大気圏に再突入するためには、7000度の高温に耐えられなければならない」と説明した。その上で、北朝鮮が15日に公開した模擬実験は、「1500度程度で行われたとみられる」と分析し、この実験だけで北朝鮮が大気圏への再突入技術を得たとは評価できないという見解を示した。

 一方、北朝鮮は18日もノドンとみられる弾道ミサイルを発射しているが、韓民求国防相は、「発射を繰り返すことでミサイルの精密度や信頼性は、相当高くなっている」と指摘、さらなる発射の可能性もあるとみて警戒を強めている。